過去の表紙写真


カエル


2016・夏
この時期、圃場で栽培している水田雑草のポットには たくさんのおたまじゃくしが。ウリカワのポットから はかわいいニホンアマガエルが旅立っていきました。 水面に浮いているのはウキクサの仲間のアオウキクサ。 普通のウキクサよりも一回り小さく、根が一本しかあり ません。


オオジシバリ


2015・春
水田畦畔にも春がやってきました。黄色い花はオオジシバリです。この他、オヘビイチゴ、キツネノボタン、トウバナなどの多年生草本が見られました。草刈りで管理されている畦畔ではこの時期様々な草本が花を咲かせ目を楽しませてくれます。


ヒメオドリコソウ


2014・晩夏
2014・晩夏 8月の終わり、道ばたにたくさんの実生が生えていました。これはヒメオドリコソウ(Lamium purpureum L.)の実生。 春にいち早く開花する1年草です。春に散布された種子が今芽生えているのです。 ヒメオドリコソウの種子は散布直後は休眠していて発芽しません。 休眠が明けると幅広い温度条件下で発芽しますが、 35/20度の高温下では発芽率が落ちます(Baskin & Baskin 1984)。真夏の暑い時期を避け、秋以降に発芽するための戦略です。 さて、こうして発芽した個体のうち、開花に至るまで成長できるのはいったいどれくらいいるのでしょう・・・


水田畦畔


2013・春
京都府南丹市で目にとまった水田畦畔。田植えに向けて草をきれいに刈り払ったところだが、 自生のフキは刈らずに残してある。名物の「蕗しぐれ」にでもするのだろうか。農村風景の細部はこうしてつくられていく。 もとは茅葺きだった屋根の妻に書かれた「水」の文字は火難除けの呪文。


ガガイモ


2012・秋
種子が飛び散ったあとのガガイモの果実。小さな神様を乗せて波間からやって来たと『古事記』に述べられている「天之羅摩船」(アメノカガミブネ)は、この果皮のこととされている。 ガガイモは北海道の大規模農業地帯などで防除困難な雑草となっているが、特異な送粉様式などの面から生物学的に興味深い種でもある。
伏見区の巨椋池干拓地で。


ドクダミ


2012・夏
大学構内の植え込みに「八重咲き」のドクダミがひっそりと咲いていました。 ドクダミでは小さな花の集まりに白い苞がついて1個の花のようにみえますが、「八重咲き」になるとますます花らしくみえます。 ドクダミは、単子葉類とも双子葉類(真正双子葉類)ともいえない、やや起源の古い植物群に属します。


七草


2012・春
雑草研恒例の七草がゆ。12時の位置の「せり」から時計回りに,「なずな」, 「ごぎょう」(ハハコグサ),「はこべら」(ミドリハコベ),「ほとけの ざ」(コオニタビラコ),「すずな」(カブ),そして中央に「すずしろ」(ダ イコン)です。カブとダイコン以外は野外で摘んできたものですが,ハハコグサ やコオニタビラコは生育地が減ってきており,だいぶ探しまわりました。


ヒオウギ


2011・秋冬
京都の祇園祭ではヒオウギの花を飾るならわしがある。 ヒオウギの果実が割れて漆黒の種子が露出したものが射干玉(ヌバタマ)で、古歌では「夜」や「黒」の枕詞。 ヒオウギは人為的撹乱が加えられる草原 ―半自然草原― に生えるが、京都近辺では野生品はすでにみられない。 11月、和歌山県の生石高原で。

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